乳がん、私の場合は・・

両胸乳がん、片方は副乳がん
片方はHER2タイプホルモンマイナス ステージ1
自身の記録を兼ねて書いていきます。

骨シンチ

MRIの検査から2日後、今日は骨シンチの検査です。

まずは造影剤を注射します。

普通は術側ではない腕に注射をするのらしいですが、両胸手術の私はどうするんだろう。

貫禄のある看護師さんがカルテを見ながら「うーん、左ね!」左手に注射しました。


薬がまわるまで、2時間半。マンガを読んで時間を潰しました。

骨シンチの検査はMRIに比べれば、楽勝です。

あっという間の20分でした。

MRI

MRIの日、検査予定の時間より、1時ほど、早く行きました。

機械で、受付をすると、今日すべき検査がズラリと書かれた紙が出てきました。

今日はしくじらないようにしないとね。

まずは血液検査、全部で、6本取りました。そして、尿検査。

ここで、MRIの予定時間になりました。


実は、2ヶ月前に頭のMRIを初体験してた私。

今まで、閉所恐怖だなんて思った事はなかったのですが、いや、むしろ、狭い方が落ち着くと思ってました。

仰向けに寝て、ドームの中に入り、しばらくして、鼻が痒くなったのです。

かきたいけどかけない。どうしよう。

と思ってたらパニックになってしまい、撮り直しになるという事態になってしまったのです。

その時の事を思いだして、不安になってしまいました。

手の甲から造影剤を入れてもらうとき、看護師さんに2ヶ月前の事を話ました。

「スイッチを渡すので、それを押してもらえればすぐに撮影を止めますから、心置きなくかいていいですからね」と優しく言ってもらいました。

大丈夫だろうか・・


乳のMRIはうつ伏せになって両手を上げて胸の辺りに開いてる穴に乳を出して、撮影します。

おデコに枕を当てて、周りは何も見えません。手にスイッチを握らせてもらいました。

ヘッドホンからは癒しの音楽が流れてます。

ベッドが動いて撮影開始です。

・・・まずい・・心臓がドキドキしてきた。無理だ、やっぱり出来ない。

呼吸も苦しくなってきた。

どうしよう。スイッチ押すか。

でもまだ始まったばかりだし、頑張らないと。うっ、呼吸が出来ない…

わっ、わっ、もう無理だ、スイッチを押そう。

タッタッタッタターララターラ♪

ヘッドホンから、聞きなれた音楽が。

おっ!世界の車窓からの音楽だ!

少し落ち着きを取り戻した私。

そういえば、MRIの技師さん、綾野剛に似て、イケメンだったな。

向こうの部屋の技師さんは、AAAの「にっしー」に似てたかも。

ここはイケメンを揃えてるんだな。とさらに落ち着きを取り戻した私。


「では、造影剤を入れますね」

綾野剛がヘッドホンから声をかけてくれました。

「後、半分ぐらいですよ。後5分ぐらいですよ」

綾野剛がちょくちょく声をかけてくれるので、なんとか乗り切る事ができました。


その後、胸のレントゲン、心電図を撮って今日の検査は終了になりました。

A病院初診の日 その2

看護師さんに貰った紙にはマンモとエコーの検査時間が書いてありました。

とにかく広いA病院。自動ドアの向こうにマンモを撮る部屋がたくさん並んでます。

まるで、ディズニーランドのスターツアーズのよう。

PHSで指定された部屋に入ります。

ここはサクサクと5分ぐらいで終わりました。

次はエコーです。

これは、時間をかけてじっくり見てます。

右のシコリ2つは近い場所にあり、見づらいみたいで、ベテランの技師さんを呼んで、2人で相談しながら、写真を撮ってます。

両胸という事もあり終了まで45分かかりました。

終わった頃にはぐったりです。

その後、何か予約をとってやる事の説明を受けた気がするので、窓口の人に紙を見せて聞いたら、

「今日は終わりです」

と言われたので、機械で会計を済ませ帰途につきました。

家に帰り疲れて寝ていると、病院から電話が・・・

「帰っちゃったんですね。今日は後、血液検査と尿検査をしてもらいたかったのです。こちらで予約しておいたので、次のMRIの検査のときに早目に来て頂いて、血液検査を受けておいて下さいね。血液検査の結果が出てからMRIの検査になります」


あっ…病院の規模とシステムに圧倒されて、初日からしくじってしまった私でした。